1. 植栽シート併用をお勧めする理由とシートの選択方法
ヒメイワダレ草を植栽シート(防草シート)を使用しないで植えると、苗周辺に雑草が生えて来て、その処理にかなり手間がかかります。また、全体を覆いつくした後でも2~3年間は下から雑草が生えて来るので、頻繁に除草作業が必要になります。そこで弊社としては、雑草処理作業の軽減のため、なるべく植栽シート(防草シート)を併用して植栽することをお勧めしています。
ヒメイワダレ草を植栽する場合に使用するシートとしては、現在のところ下記に示す4種類のシートをお勧めしています。
各シートの詳細は下項の通りですが、下表にその比較を示しますのでシート選択の参考にしてください。
| 植栽シートの比較表(ヒメイワダレ草植栽の場合) |
(評価は10段階) |
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材質 |
防草能力 |
ヒメイワダレ草の植栽性能 |
その他の特長 |
| GCP植栽シート |
ポリエチレン |
評価 8 |
評価 10 |
通気性、透水性に優れる。 耐久性~5年以上 |
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雑草はかなり抑える事ができるが、細かい隙間を通して下から雑草が出てくることがある。 |
ヒメイワダレ草のほふく茎から出た細い根が、シートの細かい隙間を通して土に入ることが出来る。そのため法面保護効果も期待できる。 |
| エコ植栽シート(白) |
とうもろこしを主たる原料としたポリ乳酸繊維 |
評価 8 |
評価 9 |
通気性、透水性がある。 3~5年後から分解が始り、水と炭酸ガスになるため、環境にやさしい。 |
| 隙間が小さいため、シートを通して出てくる雑草は殆どない。しかし、遮光性が低いのでシートの下に雑草が生え易く、シートを持ち上げる可能性がある。 |
GCP植栽シ-ト程ではないが、ヒメイワダレ草のほふく茎から出た細い根がシートの細かい隙間を通して土に入ることが出来る。 |
| エコ植栽シート(グレー) |
とうもろこしを主たる原料としたポリ乳酸繊維 |
評価 9 |
評価 9 |
通気性、透水性がある。 3~5年後から分解が始り、水と炭酸ガスになるため、環境にやさしい。 |
| 隙間が小さいため、シートを通して出てくる雑草は殆どない。しかも、遮光性が高いのでシートの下に雑草が生えにくい。 |
GCP植栽シ-ト程ではないが、ヒメイワダレ草のほふく茎から出た細い根がシートの細かい隙間を通して土に入ることが出来る。 |
| 防草シート |
ポリプロピレン |
評価 10 |
評価 7 |
通気性、透水性は小さい。 耐久性~5年以上(弊社販売) |
| (標準的なものを想定) |
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隙間が殆どなく、遮光性も高いので防草性能は非常に高い。 |
隙間が殆どないため、ヒメイワダレ草は親株以外、根が入らない。そのため、親株をネズミに食われたり除草剤を散布されたりすると復帰できない可能性が高い。 |
2.各シートの詳細
(1) GCP植栽シート (グランドカバープランツ植栽シート, 商標登録商品第5157692号)
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GCP植栽シート |
使用例。シート押さえはトンボ杭使用。 |
●特長
- GCP植栽専用シートは、シートに小さな穴が開いており、この穴を通してヒメイワダレ草等グランドカバープランツの根がしっかり入ります。 そのため、法面の保持効果が期待出来ます。また、親株がネズミ等による食害に遭っても、ほふく茎から根が入っているため、被害は少なくて済みます。
- 防草能力は、完全に隙間のない防草シートに比べるとやや劣りますが、かなりの程度抑えることができます。
- 通気性があり、雨水も浸透します。
- 大変丈夫です。
●ヒメイワダレ草での使用例
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ポット苗植え付け |
植え付け後40日経過 |
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根の入り方(表側より) |
根の入り方(裏側より) |
●材質/ポリエチレン
●規格及び価格
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幅及び長さ |
価格(消費税込み) |
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0.50m×50m |
4,950円 |
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0.75m×50m |
7,425円 |
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1.00m×50m |
9,900円 |
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2.00m×50m |
19,800円 |
●耐久性/5年以上
●使用上の留意点
- 植え付け前の除草が十分でなかった場合は、シートの下に雑草が生えて来てシートを持ち上げようとしたり、シートの細かい穴から草がはみ出すことがあります。その場合、大きくはみ出てきた雑草は早めに抜き取って下さい。また、シートを持ち上げて来た場合は、ヒメイワダレ草の根が入りにくくなりますので、シート押さえ部材でシートを押さえて下さい。
- シートが大きく持ち上がってしまってからでは、対応が大変になるので、早めの対処をお勧めします。
(2) エコ植栽シート(生分解性植栽シート、生分解性防草シ-ト。商標登録申請中)
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エコ植栽シート(白) |
エコ植栽シート(グレー) |
●特長
- とうもろこしを主たる原料としたシートです。土に生息するバクテリアによって、最終的に水と炭酸ガスに分解される環境にやさしい商品です。ヒメイワダレ草に使用した場合は。ヒメイワダレ草が十分に繁茂する頃(3~5年後)から分解が始まります。
- 通気性があり雨水も浸透します。
- 表面が少々毛羽立つため、ヒメイワダレソウ等グランドカバープランツのほふく茎から出た根が絡まりやすく、しかもシートに小さな穴が開いているため、そこから根が下に入ります。 但し、根の入り方はGCP植栽シートに比べると劣るので、傾斜角のきつい法面にはあまりお勧めできません。
- エコ植栽シート(白)は、太陽光が反射して葉の裏側から光が当たり成長促進に役立ちます。また夏の暑い時期に温度が上がりすぎず、高温障害の緩和が期待できます。
- エコ植栽シート(グレー)は、遮光性が高いため、防草性能が優れています。
●ヒメイワダレ草でのエコ植栽シート(白)の使用例
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ポット苗植え付け |
植え付け後20日経過 |
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根の入り方状況(表側より) |
根の入り方状況(裏側より) |
●材質/とうもろこしを主たる原料としたポリ乳酸繊維
●色/白、グレー
●規格及び価格
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商品名 |
厚さ |
幅及び長さ |
価格(消費税込み) |
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エコ植栽シート(白) |
0.25mm |
0.90m×100m |
33,390円 |
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エコ植栽シート(グレー) |
0.25mm |
0.90m×95m |
49,350円 |
●使用上の留意点
- 弊社販売のエコ植栽シートは、裏面の方がより毛羽立っているので、裏面を上にした方が、匍匐茎が良く絡まるので、傾斜地でもヒメイワダレ草が上や横に伸び易くなり、しかも根がシートの下に入り易くなります。
- 植え付け前の除草が十分でなかった場合は、ポット苗の周囲から雑草がはみ出すことがあります。その場合は早めに抜き取って下さい。
- 「白」は遮光性が低いので、シートの下に草が生えてきてシートを持ち上げる事があります。その場合は、ヒメイワダレ草の根が入りにくくなりますので、シート押さえ部材でシートを押さえて下さい。 シートが大きく持ち上がってしまってからでは、対応が大変になるので、早めの対処をお勧めします。除草剤を散布する方法もありますが、使用には注意が必要なので弊社にご相談下さい。「グレー」 は遮光性が高いのでこのような心配は殆どありません。

(3) 防草シート
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防草機能に特化した「防草シート」も各種取り扱っております。商品と価格については弊社にお問い合わせ下さい。
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防草シートを使用してヒメイワダレ草を植栽した場合は、防草性能が優れているので、植栽後の雑草対策が少なくて済みます。
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隙間が殆どないので、ヒメイワダレ草は親株以外根が入りません。そのため、傾斜のきつい傾斜地で使用すると、ヒメイワダレ草はいつまでたっても横に広がりません。親株をネズミに食われてしまったり、除草剤を散布されたりすると復帰できなくことがあります。法面保護効果も期待できません。
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従って傾斜のきつい法面では使用しない方位が無難です。
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また、ネズミが多い場所で使用する場合は、その対策を講ずる必要があります。

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