2.ヒメイワダレ草の植え付け及び管理方法

ヒメイワダレ草(ヒメイワダレソウ)植え付け方法管理方法を紹介致します。弊社はこれまで多くのお客様にご購入頂いており、お客様から寄せられたご相談内容等を元により良い方法を研究しています。従って下記内容は、不定期的に更新していますので、ご了承下さい。       育て方 植栽方法 管理の仕方 マニュアル

1.ヒメイワダレ草の概要

3.ヒメイワダレ草(グランドカバープランツ)関連資材 (植栽シート、シート押さえ部材、ポット苗、除草剤、育苗培土、忌避剤、保水剤)

4.ヒメイワダレ草活用事例  (1.植栽シート使用事例  2.植栽シート非使用事例  3.農地・水・環境保全向上対策特集  4.公共団体主要納入実績)

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(1)植え付け時期について

  • 植え付け時期は寒冷地では4月~9月が適期ですが、暖かい地域では2月から植えてもまた晩秋に植えても問題ありません。
  • 寒い時期に植える場合は、根が付くまでに寒波に会うと枯死する恐れがありますので、注意が必要です。
  • 秋に植える場合は、十分に繁茂しない内に冬を迎えてしまい、春を迎えるまでに親株をネズミに喰われてしまう危険性が高くなりますので注意が必要です。 寒冷地では出来る限り秋植えを避けた方が無難です。
  • 暖かくなってから植えた方が、成長が早いので初期管理がしやすくなります。但し、暑い時期に植える場合は水不足で枯れる恐れがあるため、 注意が必要です。

(2)植え付けに必要な資材について

下記に必要資材を示します。資材の詳細については<3.ヒメイワダレ草(グランドカバープランツ)関連資材>の項をご覧下さい

  1.  ポット苗
  2. 植栽シート
  3.  シート押さえ部材
  4. その他(除草剤、育苗培土、保水剤、モグラや害虫等の忌避剤等)

<植栽シート併用のおすすめ>

  • ヒメイワダレ草だけを植える方法もありますが、全体を覆いつくすまでにどうしても他の雑草が生えて来てその除草に手間がかかります。また覆い尽くした後も2~3年は下から雑草が生えてくるので、かなりの頻度で雑草の抜き取り作業が必要になります。
  • そこでヒメ研グループでは、植栽シート(防草シート)を使用し、シートの上から植栽する方法を考案しました。シートを併用することによって、他の雑草をかなりの程度抑制することが可能になり、植え付け後の管理を省力化できるようになりました。
  • 植栽シート(防草シート)につきましてはヒメイワダレ草の根が入り易くなおかつ雑草の発生を防ぐという相反する機能をバランス良く持たせることを追求して選定する必要があり、弊社としては現在のところ【GCP植栽シート】【エコ植栽シート(生分解性植栽シート)をお勧めしています。他のグランドカバープランツにも使用できます詳細は<3.ヒメイワダレ草(グランドカバープランツ)関連資材>の項をご覧下さい。   

(3)ヒメイワダレ草の植え付け方法

植栽シート使用の場合

除草と床盤の補修

  • ヒメイワダレ草の植栽をうまく行うためには、事前の十分な除草凹凸のないきれいな床盤づくりが大変重要です。
  • 植え付け場所に雑草が生えている場合は、除草剤で十分に除草して下さい。除草が十分でないと、後で苦労することになりますので、念入りに行って下さい。除草剤はなるべく、葉から入って根まで枯らすタイプでかつ残留性の短い、ラウンドアップやサンフーロン等を使用して下さい。 除草剤によっては、長期間植え付けが出来ないものがありますので注意して下さい。
  • カヤ、笹、ヨシ等など強靭な雑草はシートを突き破って出てくる場合がありますので、高濃度の除草剤を使用し、完全に根まで枯らして下さい。スギナが生えている場合も、ポット苗の周囲から出てくる可能性が高いので、十分に除草して下さい。
  • 枯れ草が大量にある場合は、シート張りの邪魔になり、またヒメイワダレ草が根を下ろすのにも障害になるので、刈払機等で刈り取り除去して下さい。 なお、ラウンドアップやサンフーロン等の除草剤を散布した場合は、薬剤を雑草の根まで十分に吸収させるために、刈り取りは1週間以上経過してから行って下さい。
  • 非常に硬く締め付けられた床盤は、ヒメイワダレ草の根が付きにくいので、可能なら耕起することをお勧めします。
  • 植え付け面に凹凸がある場合は、シートとの間に隙間ができ、ヒメイワダレ草の根が付きにくいので除草したあと補修して下さい。
  • PH4.5以下の酸性土の場合は、石灰等を散布してPH調整して下さい。


2  植栽シートを張る

  • シートを、シート押さえ部材で押さえながら張って行きます。
  • シートの幅に余裕がある場合は、シートの端を5cm程度下に折り重ねて張って下さい。その方が、風の被害を受けにくくなり、また地盤にしっかり密着するので防草効果も増します。特にエコ植栽シート(生分解性植栽シート)をご使用の場合は、GCP植栽シートに比べ強度が弱いので、出来るだけ端を折り重ねて張って下さい。
  • シート押さえは、基本的に50cm間隔で行って下さい。シート押さえ部材の種類は場所に応じて選んで下さい。 部材の本数が少ないと、地盤とシートの間に隙間が出来易くなったり、シートの下に生えて来た雑草がシートを持ち上げて、ヒメイワダレ草の根が入りにくくなります。 シート押さえ部材は、出来る限り抜けにくいものを使用してください。弊社販売のプラ杭PK-250や生分解性プラピンは独特な抜け止めが付いていますので、非常に抜けにくくなっています。状況に応じてご使用頂ければ幸いです。
  • 風が強い場所や土が軟らかく短い部材が抜けやすい場所においては、1m~2mピッチでプラ杭や金杭など長い杭で押さえる事をお勧めします。
  • シートは地面に密着させて張って下さい。隙間があるとヒメイワダレ草の根が入りにくくなります。
  • 法面にシートを横張りし重ね合わせる場合は、通常は上側のシートを上にして下さい。下側のシートを上にすると、ヒメイワダレ草のほふく茎がシートの下に潜り込んでしまう危険性が高くなります。 
  • シートを張ったらなるべく早くポット苗を植えて下さい。十分除草剤を散布しても1ヶ月以上も間を開けると、シートの下に雑草が生えて来る確率が高くなり、そうなると植え付け作業がしにくくなるばかりか、植え付け後の管理もしにくくなります。諸般の事情で、シートを張ってから植栽まで一か月以上期間が開いた場合は、植栽前に再度、シートの上から除草剤を散布する事をお勧めします。


3  ポット苗を植える

  • 植え付けは、ラウンドアップ等の残留性の短い除草剤を散布した場合でも、念のため1週間以上あとに実施した方が無難です。残留性が長い除草剤を散布した場合は、その除草剤の効果がなくなるのを待って植え付けて下さい。
  • 法面など傾斜地に植える場合は、ヒメイワダレ草が下のほうに良く伸び、上の方には伸びにくいので、ポット苗は出来るだけ上の方に植えて下さい
  • ポット苗を植える場所を、植栽シートに先の尖ったハサミカッターナイフで十字に切れ目を入れるか、または丸か三角状に穴を開けます。GCP植栽シートを使用する場合はカッターナイフより先の尖ったハサミの方が適しています。
  • 植栽シートと床盤が密着している場合は十字に切れ目を入れ、切れ目を下に折り込むようにした方が雑草防止のために好ましいのですが、事前の除草が十分でない場合は雑草が伸びてきてシートを持ち上げ、シートの切れ端が上にめくれ上がってポット苗を覆ってしまう危険性があるので、シートに穴を開けた方が無難です。シートと床盤が密着していない場合も同様の危険性がありますでの、穴を開ける事をお勧めします。
  • 次に植え付け場所に穴を掘ります。穴径をあまり大きくしすぎると、苗を固定しにくいので、穴径は最小限の大きさにして下さい。 穴掘りには、市販の穴掘り器(球根植え器)を使うと便利です。移植ごてを使用する場合は幅の狭いものの方がきれいな穴が開きます。
  • 植栽シートに十字に切れ目を入れた場合は、切れ目を内側に折込みその上からポット苗を乗せるようにして植えて下さい。
  •  穴径が大きすぎた場合は育苗培土等を周囲に補填し、しっかり固定させて下さい。  
  • ヒメイワダレ草は多肥を好まないので、通常の土壌では肥料はあまり必要ありませんが、初期成育を良くしたい時は植え付け時に少量の肥料を施肥して下さい。但し、通常の土壌で施肥しすぎると、生育は早くなりますが過繁茂になりすぎ枯れることもありますので注意が必要です赤土など地力が低い土壌では、少量の肥料を施肥して下さい。
  • 硬く締め付けられた床盤は根が付きにくいので、大きく穴を開けポット苗の下と周囲に育苗培土を入れて下さい。
  • モグラが生息する場所では、モグラがポット苗を持ち上げ枯れてしまう恐れがあるので、ポット苗の下に【野菜の番人】(弊社社ホームページの植物活性・保護剤>の項参照)等を入れる事をお勧めします。
  • 上記以外の場所でも、活着と成長の促進とモグラや害虫から守るため、なるべく育苗培土【野菜の番人】等を、ポット苗の下と周囲に入れることをお勧めします。  
  • 夏の暑い時期に植える場合保水剤弊社社ホームページのヒメイワダレ草関連資材>の項参照)育苗培土に混ぜてポット苗の下に入れることをお勧めします。それ以外の時期でも、乾燥し易い場所に植える場合は、水不足による枯死の防止、散水回数の省力化等の目的で、できれば保水剤を入れる事をお勧めします。保水剤は弊社で取り扱っております。  
  • 弊社では、保水材、肥料、害虫忌避剤等を調合した大変便利な【ヒメイワダレ草用混合資材】を販売しておりますので、ご利用下さい。
  • 植え付けが終了したら、苗に十分散水して下さい。

(4)植え付け後の管理方法

  • 植え付け後活着するまで、1日1回程度散水して下さい。暑い時期に植えた場合は、枯れやすいので朝晩たっぷり散水して下さい活着には1週間~2週間必要です
  • 保水剤や弊社販売の「ヒメイワダレ草用混合資材」をポット苗の下に入れた場合は、植え付け後3日間程度は1日1回、それ以降は基本的に2日に1回程度の水やりでも良くなります。但し、活着するまでは毎日様子を見て必要な場合は散水して下さい。特に暑い時期に植えた場合は注意して下さい。 
  •  活着してからでも、暑い日や乾燥した日が続く場合は、枯れる恐れがありますので時々散水して下さい。  
  • 地力が低い土壌以外施肥はあまり必要ありません。但し、赤土など痩せた土壌の場合は時々液肥を施肥して下さい。
  • 植栽シートを使用した場合、ヒメイワダレ草のほふく茎がシートの上に乗らず下に潜って伸びてしまうことがあります。その場合は早めにほふく茎を下から出してシートの上に乗せて下さい。またその際、シートが地盤よりかなり上に浮いている場合は、シート押さえ部材で押さえて下さい。
  •  植えてからしばらくすると、茎が周囲に伸び、節から根を降ろそうとしますが、植栽シートの上に植えた場合は、土に比べ根を降ろすまで時間がかかるので、茎を手で持ち上げないようにして下さい
  • 苗の周囲に雑草が生えて来たら、コマメに取り除いて下さい。放置しておくと、雑草でヒメイワダレ草の日当たりが悪くなり、成長が遅れます。 
  • ネキリムシ等の害虫がいた場合は、殺虫剤で駆除するか、【野菜の番人】等の忌避剤を散布して下さい。
  • モグラに苗を持ち上げられてしまった場合は、【野菜の番人】等の忌避剤を穴の中に入れもう一度植え直して下さい。
  • 植栽シートを使用した場合、植え付け前の除草が十分でないと、シートの下に雑草が生えて来てシートを持ち上げようとしたり、シートの小さな穴から雑草がはみ出すことがあります。その場合は、シートから大きく出て来た雑草やシートの上から根を降ろした雑草は、出来るだけ早めに抜き取って下さい。また、シートをかなり持ち上げて来た場合は、ヒメイワダレ草の根が入りにくくなりますので、シート押さえ部材でシートを押さえて下さい。シートが大きく持ち上がってしまってからでは対応が大変になるので、早めの対処をお勧めします。雑草が大量に生えて来た場合は除草剤の使用も考える必要があります。コマメに除草するかしないかで、ヒメイワダレ草植栽成功の可否が大きく左右されます。 ヒメイワダレ草が十分に繁茂してしまうと、除草作業はあまり必要なくなります。
  • 植えてから2~3週間たっても殆ど成長しない場合は、土地が痩せている事が考えられますので、液肥を施肥して下さい。その際土が乾燥している場合は、散水も行って下さい。また併せて【アグリチンキ36】(弊社ホームページの <植物活性・保護剤>の項参照)の植物活性剤を散布すると成長促進に役立ちます。
  • 1㎡当たり2ポットの基準で植え付けた場合、植えてから3ヶ月程度で全体を覆いつくします。 
  • 6月~9月にかけて、白い小さな花が咲きます。
  • 冬になると、葉を落とし、茎も茶褐色の枯れた状態になりますが、越冬後、気温の上昇と共に新葉が発生します。
  • 場所によっては、越冬後、ネズミに親株を食べられてしまい大きなダメージを受ける事があります。特に植え付け初年度は、親株以外はまだ十分に根が入っていない可能性が高いので、回復不能なほどの被害になることがあります。そのため、ネズミがいそうな場所においては、予防策を講じておいた方が無難です。
  • 越冬後、新葉が発生するまでの間に、植え付け場所に雑草が生えてきたら、早めにラウンドアップやサンフーロン等の葉から入って根まで枯らすタイプの除草剤を散布し、枯らして下さい。ヒメイワダレ草に新葉が発生するまでの間は、このタイプの除草剤はききにくいので安心です。但し、新葉が少しでも発生してしまうと、大きなダメージを受け、たとえ枯れなくても著しく成長が阻害される場合もありますので、十分注意して下さい。 
  • ヒメイワダレ草の新葉が発生したあとに、植え付け場所に雑草が生えてきた場合は、基本的に抜き取る事をお勧めします。ヒメイワダレ草に比較的ダメージを与えず他の雑草を枯らす事ができる除草剤もありますが、使用に注意が必要です。    

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